ぼくにとってのステージという場所
昔からステージに立つのは「日常」でした。
どうもこんにちは、ぼくです。
今回は全体公開記事でちょっと触れたステージのことについて。
わたくし、4歳の時から某球団にて習い事としてチアダンスをしてました。
なので昔から、野球がある時期は毎月球場で踊っていました。オフシーズンはチアじゃないダンスを覚えてホールで踊ってました。
習ってたのは4〜15際の間。人生のだいたい半分!
なので、ステージに立つのは幼い頃からの日常でした。
ぶっちゃけダンスに命かけてたかっていうと全然そうじゃなくて、普通にレッスンサボってたし自主練あんまりしなかったし……
同じ習い事のしてる人の中では結構下の方だったと思う。
ただ、ダンスが好きな気持ちとか、球場で踊る事の楽しさっていうのは人一倍感じていた気がします。
まあそんなのも、終わるんですね。
15歳でやめた、表向きは受験勉強のため。でも本当はそうじゃない。
……人間関係で、やめた。わたしがダンスで仲良くしてる子はみんな1つ年上で、その子たちが卒業してから1人になったから。それが苦しくて、行きたくなくなって、受験だし〜って言い訳して、やめた。
それが最初のステージを降りた時。
あんなに大事だったものが、たかが人間関係で嫌になることあるんだ。って思った。こんな人間関係ごときで捨てられるなら、自分にとってダンスもステージもそんなもんだったんだなって思った、思い込んだ。
そうじゃないと、悔しくて悔しくて仕方なくなるから。あんなに好きで、大事だったものを?捨てた?そんな自分に嫌気がさすから、ずっと他人のせいにしてた。
これが、最初のステージを降りた理由。
……くだらないでしょ?最悪、だよね。
だからもう、二度とステージなんかにあがるもんかって。
でもね、2回目にステージに上がる機会は、割とすぐにやってきた。
高校に上がって、ダンス部があった。
入るつもりはなかったけど、ダンスやってたんですよね〜っていう話をしたら入ることになった。
辞めたことを後悔してたし、やっぱりもう1回やれるなら……と思って、入部した。
そこは、今までの習い事とは違って心持ちがう人しかいなかったから(いうて部員2人だけだったけど!)すごい新鮮だった。
ステージは文化祭。それだけ。今までみたいに短いスパンでやるわけじゃないし、レッスンも1年間かけて準備する〜とかじゃなくて、1シーズンごとに2曲ずつやってくっていう、同じダンスだけどかなり違う感じだった。
2回目の降りる機会は、これまた早くやってきた。
高校3年の春頃、もう完全にメンタルをやってて学校にも行けなかった。
なので当然部活にも行けなくて、糸が切れた。
あ、これ、こんな気持ちでダンスに向き合うの嫌だなって。
だから、また、逃げた。やめた。
なにも、最後までやり遂げられないまま。
これが、2回目のステージを降りた理由。
次の機会はちょっと遅れてやってきた。2021年、9月頃。
アイドルやりませんか?って同じVTuberの人から連絡が来た。
いちはなさんってダンスできるみたいだし、って理由で声掛けてもらったみたいで。
アイドルって柄でもないし……今更踊るのも……って思ってたけど、またステージに立てるのか……と思ったら、やってみたいです。って、言ってた。
それが、3回目に戻ってきたタイミング。
これは本当にイレギュラーだったと思う。探り探りでやってきてた。
アイドルってこんな感じなんだ〜って。
あと、はじめて歌いながら踊ったのが印象的だったかなあ。
ガチで難しかった。片手固定で踊るのってほんとに難しくて、どうしてもどっちも使いたかった笑
それでまあいろいろあって、ライブして、あー、歌いながら踊るのってこんなに楽しいんだって。
やっぱり自分って、ダンサーみたいな側面より配信者って側面が大きくて(ダンス下手なのわかってたし)
だから声を使えたのが楽しかったのかなって。
まあ、それもみんな知ってる通り、続けられなくて。
また、逃げた。最後まで、やり遂げられなかった。
これが、3回目。
やっぱもうやらないかな〜、やらないかも。やらない気がする。って思ってた。思ってたけど、ダメだったね。
ステージからは逃げられなかった。もうやめよう、資格がない、立つべきじゃない。
そう、思ってたんだけどなあ……
あ、あとまた話とっちらかっちゃうんだけど、わたし多分他人よりも人の前にパフォーマーとして立つ時の意識が高くて。
たとえば当然のことだけど衣装とか見た目をちゃんとしたり、人に見られることを意識したり。
配信でもそうなんだけど、インターネットの普及で誰でも人前に立てる時代になった今、なかなかそこを意識してやってる人が少ない……と感じている。
実際同業に対しても、趣味だからって理由でのんびりやってる人を見るとちょっとむむむ?となる。
もちろん楽しむのが1番だけど、他人に見られる以上振る舞いとか意識とかはちゃんとしてて欲しいなあ……とか、思ったり、思わなかったり。
ステージに関しての想い、愛憎に似てる。大好きなのに大嫌いで怖い場所。
そんな場所に、わたしは立ち続けていた。きっとこれからも、なにかあれば理由をつけて、わたしは逃げたところに戻っていくんだろうな。